BUS COLUMN

ホームページはあるのに、
問い合わせが来ない。

「うちには効果がなかった」と結論を出す前に。
放置されたホームページに共通する、4つの特徴があります。

「ホームページなら、もう持っている。でも、そこから問い合わせが来たことは、ほとんどない」——。そう感じている経営者は、実は少数派ではありません。ホームページは「作ったら終わり」の看板ではなく、手入れをやめると静かに働かなくなる営業担当です。「うちには効果がなかった」と結論を出す前に、成果の出ないサイトに共通する4つの特徴を、確認してみてください。

「持っているのに、成果が出ない」は珍しくない

まず、実態から見てみます。日本政策金融公庫の調査(2024年)によると、デジタル化に取り組む中小企業の88.5%がホームページやSNSを導入しています。ほとんどの会社が、すでに「持っている」わけです。ところが——

約2
「販路の拡大」で期待どおり以上の成果が出たと答えた中小企業の割合
出典:日本政策金融公庫総合研究所「中小企業のデジタル化に関する調査」(2024年5月)

デジタル化に取り組む企業のうち、販路拡大で「期待どおり以上の成果が出た」と答えたのは21.8%。約4割は「期待したほどの成果はあがっていない」と回答しています。つまり「ホームページはあるのに、仕事につながっていない」会社の方がずっと多いのです。

ただ、ここで「やっぱりホームページなんて意味がない」と結論を出すのは早すぎます。成果が出ていないサイトには、はっきりした共通点があるからです。そして、その多くは直せます。

共通点① スマホで見ると、崩れる・読めない

10年ほど前に「パソコンで見る前提」で作ったまま、というサイトによくある症状です。今、お客様がどの機械でインターネットを見ているかというと——

90%
50代でインターネットの利用にスマートフォンを使う人の割合(パソコンは59.6%)
出典:総務省「令和6年 通信利用動向調査」

インターネットの利用機器は、いまやスマートフォンが74.4%と、パソコンの46.8%を大きく上回ります。若者だけの話ではありません。社員旅行の幹事も、バスを探す学校の先生も、50代・60代の経営者仲間も、まずスマホで検索する時代です。

スマホで開いたときに文字が米粒のように小さい、レイアウトが横にはみ出す、ボタンが指で押せない——その時点で、ページはそっと閉じられます。あなたの会社の中身を知ってもらう前に、入口で帰られてしまうのです。

共通点② 表示が遅い

開くまでに何秒も待たされるサイトも、同じくらい深刻です。Googleはこんな数字を公表しています。

53%
表示に3秒を超える時間がかかるモバイルページで、離脱につながる訪問の割合(見込み)
出典:Google公式ヘルプ(DoubleClick by Google調査・2016年。現在もGoogleが公式に掲載)

ページを開くのに3秒を超える時間がかかると、半分以上のお客様は中身を見る前に帰ってしまう計算です。デジカメやスマホで撮った写真を、大きなサイズのまま載せているサイトでよく起こります。

逆に、速さはそのまま成果になります。Googleが委託した調査(2020年)では、スマホでの表示をわずか0.1秒速くしただけで、問い合わせフォームへの到達が2割以上増えたという結果も報告されています。

共通点③ 情報が古い・更新が止まっている

「お知らせ」の最新記事が3年前。消費税が古い税率のまま。とっくに退職した社員の名前が残っている——。心当たりはないでしょうか。

見る側が感じるのは「この会社、今も営業しているのだろうか」という不安です。民間の調査でも、更新されていないホームページについて、中小企業経営者の約半数が「営業しているか不安になる」と答えています(株式会社プラスト調べ・2020年)。

放置は「無い」より悪いことがある

ホームページが無い会社は「これから作る会社」で済みます。しかし止まったままのサイトは「管理が行き届いていない会社」という印象を、24時間発信し続けます。「安全」を売るバスの商売にとって、この印象は決して小さくありません。

共通点④ 相手が見たい情報が、載っていない

スマホ対応で、表示も速く、更新もされている。それでも問い合わせが来ないなら、「相手が見たい情報」が載っていないのかもしれません。貸切バスの発注担当者や幹事が知りたいのは、社長のご挨拶よりもまず「料金の目安」「車両の写真」「安全への取り組み」です。

とくに安全情報については、知っておいてほしいことがあります。国土交通省は、すべての貸切バス事業者の安全情報——保有車両数、運転者数、行政処分の状況など——をインターネットで公表しており、旅行会社はこうした情報を見て依頼先を選んでいます。あなたのサイトに何も書いていなくても、ネット上での「比較」はすでに始まっているのです。

安全性評価認定(SAFETY BUS。星の数で安全性を示す認定制度)を取得しているのに、サイトのどこにも書いていない会社は本当に多くあります。せっかくの認定も、見せなければ「無い」のと同じです。

なお、2024年6月30日からは、自社サイトを持つ貸切バス事業者に、運賃・料金や運送約款(うんそうやっかん。輸送の契約ルール)などをサイトに掲載する法令上の義務も始まっています(従業員20人以下の会社などは対象外)。詳しくはコラムうちは対象?バス会社のHP掲載義務をやさしく整理で解説しています。

まず、スマホで自社サイトを開いてみてください

ここまでの共通点は、次の5項目でセルフチェックできます。ご自身のスマホで、自社のホームページを開きながら確かめてみてください。

放置サイトのセルフチェック(5項目)

  • スマホで見て、文字が読みやすく、レイアウトが崩れていない
  • ページが3秒以内に表示される
  • お知らせなど、1年以内に更新した跡がある
  • 料金の目安・車両の写真・安全への取り組みが載っている
  • 電話・メール・フォームなど問い合わせ先がすぐ見つかる

当てはまらない項目が3つ以上あれば、そのホームページは「効果がない」のではなく、「効果が出ない状態のまま止まっている」だけかもしれません。すべてを作り直さなくても、直せば動き出すケースもあります。

NANAMI Designの場合

NANAMI Designは、バス業界に特化したホームページ制作を行っています。代表自身がバスの現場を知っているため、発注担当者や求職者が「どの情報を見て会社を選ぶか」を踏まえてサイトを設計します。

制作するサイトはスマホ対応が標準。写真の軽量化まで含めて仕上げるため、表示の速さもご安心ください。公開後に情報が古くならないよう、毎月の更新や法令対応まで見守る月額保守プランもご用意しています。

「作り直すべきか、部分的に直せば済むのか」——その見極めの段階から、無料でご相談いただけます。

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そのホームページ、
直せば動き出すかもしれません

「作り直すほどではない気がする」——その段階で構いません。
今のサイトを拝見して、バス業界の現場を知る制作者が率直にお答えします。